自分の体調は自分じゃないいと解らない！

　誰もあなたの代わりは、出来ません。自分の身体は、大人も子供も、自分で世話するしかないのです。お世話を頼むのは、本当にできないときだけにしなくちゃ、あなたの身体は、あなたからどんどん離れて行ってしまいます。

　他人に管理された身体や、社会の常識に振り回される生活をしていると、あなたの身体は、あなたの感覚からのフィードバックを、無視するようになりますよ。誰もあなたの代わりにトイレには、行けないし、お腹が空いたのも、お腹がいっぱいなのもわかりません。どこが痛いのか、どんな風にめまいがするのか、見えているのかいないのか、聞こえているのかいないのか、あなたが言わない限り、お医者さんにも正確には、解らない。

あなたは、あなたの身体のこと、わかってあげていますか？

時々は、思いやってあげていますか？

あなたの体の中には、日本にある中小企業を含めた数の大小すべての工場より多くの工場があり、原料調達、製造、運搬、通信、警備、リサイクル、消火、リフォームなど、数えきれない仕事をこなして、あなたの身体を支えています。

その細胞の数、６０兆個とも、３７兆個とも言われますが、その１つの細胞のなかには、300個以上のミトコンドリアがあり、ほかにも色々な小器官がつまっています。すべてがあなたの身体を維持するために、黙々と、働いています。おまけに、腸内細菌をはじめとする細菌が、栄養の製造や、食物の吸収、体表や口腔、腸内等の清掃、外敵侵入への防御などの警備に、40兆個も動員されている。

あなたは、その頂点に立つ皇帝なのです。地球規模の小宇宙のトップにいるのです。

あなたの生活、あなたの食事、あなたの住む環境が、その労働者たちを、過酷な状況に追いやっていたり、過労死させたり、クーデターを起こさせたり、しています。もちろん中には、楽園の様な素晴らしい小宇宙でゆったり、楽しく働ける職場もあります。トップの心がけしだいです。